ハーレーで知名度が高い
数あるハーレーのモデルの中でも、日本において最も知名度が高いのが、スポーツスターモデルでありましょう。1950年代初頭にヨーロッパ製の軽快なバイクが次々にアメリカに輸入されました。
これは、大型でヘビーな印象が強いハーレーにとって脅威となってきました。そこで開発されたのが、このスポーツスターモデルです。スポーツスターモデルの原型となるのが、1952年に登場したモデルKです。
4カムサイドバルブエンジンを搭載し、従来のハーレーのモデルとは異なり、コンパクトで細身、かつスポーティ、またエンジンもビッグツインではなく、コンパクトなミッションユニット一体式のものが採用されました。
このような変更は、よりスポーティな走りを可能にするためでした。その後、Kモデルから発展して、1957年に初代スポーツスターが誕生することなります。1200ccと883ccの2種類の高回転、高出力型エンジンを搭載し、スポーティな走りを実現しています。
また、スタイルもレトロ調なアメリカンではなく、むしろヨーロピアン調であり、他のモデルと比べると、コンパクトで価格も安いことから、日本国内でもハーレーのエントリーモデル的な存在として人気があります。