ハーレーで人気のスポーツスターモデル、1200Rと1200S
ハーレーには様々なバイクがありますが、その中でスポーツスターモデルはレースに勝つために開発されたモデルで、50年以上の歴史があります。ハーレーファミリーの中でも年々その評価が高まっており、日本国内でも大変人気があります。
オーソドックスながらバランスの取れたデザイン、比較的コンパクトなので日本人で乗りこなせると感じる人が多いこと、そしてスポーティな走りなど、多くの魅力に溢れています。
スポーツスターモデルに搭載されるエンジンは1200ccと883ccの2種類が基本となっており、1200ccを搭載する1200Rは、大排気量エンジンによる力強い走りとマイルドな味付けによる乗りこなしやすいさが魅力のモデルです。
また同じ1200ccを搭載する1200Sはツインプラグや高性能サスペンション、ダブルディスクのフロントブレーキなどが標準装備されたスポーツ性の高さが魅力です。
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また883ccを搭載するモデルもバランスが良く、小型排気量、低価格であることからハーレーの入門バイク的な存在でもあります。ただ883ccとはいえ、スロットルを回せば非常に力強く、心地よい鼓動感や楽しい走りなど、その実力は決して侮れません。
ハーレーダビッドソン・スポーツスターモデルXL1200S
ハーレーダビッドソンのXL1200Sは、総排気量1199ccのツインプラグ方式空冷4サイクルOHV2バルブV型2気筒エンジンを搭載するスポーツスターモデルのバイクです。
エンジン型式はV2エボリューションで、最大トルク96.02N・m/3000 rpmを発生します。ディメンジョンは全長2,250mm、全幅810mm、全高1,150mm、乾燥重量232kgとなっており、ハーレーの中ではコンパクトな車種です。
キャスター角は29度6分、トレールは116.7mm、タイヤはフロントが100/90-19の51V、リヤが130/90-B16の64Vですから、通常のアメリカンタイプのバイクに比べてコーナリングしやすく、ワインディングを走っても十分にスピード感を楽しむことができます。
このバイクの特徴は、制動装置とサスペンション機能です。フロントのダブルディスク、リアのシングルディスクにそれぞれ4ピストンキャリパーが採用されており、高い制動力を発揮します。
さらに、フルアジャスタブルタイプのサスペンションが前後に装着されており、ライダーの好みに合わせて圧側、伸び側、プリロードを調整することが可能で、走り方を追求できる仕様になっています。
スポーツスターモデルのスタンダードであるハーレーXL883
第二次世界大戦後、ヨーロッパからBSAやトライアンフといったブリティッシュマシンがアメリカへ入ってきて、モーターサイクル市場で人気を伸ばしていました。
これにハーレー社が危機感を抱いて、その対抗モデルとして1952年にスポーツ性能に重きを置いたKモデルの販売を開始しました。
その5年後、スポーツスターの起源となるXLが誕生しました。XLは人気モデルとしてハーレーでの地位を確立して、ハーレー社の新しい顔となりました。
それからスポーツスターモデルはビッグツインマシンとは一線を画した独自のスタイルでスポーツスターファミリーを持つまでになりました。現在では883ccと1200ccの2つの排気量モデルがありますが、始祖であるXLの排気量は883ccでした。
つまりこのXL883ccモデル、通称「パパサン」と呼ばれるマシンこそが、始祖XLを継承するスポーツスターということになります。販売されていた当時の値段も883000円というこだわりが見られました。
走りも素直で、日本の交通事情によく合っているので扱いやすく、カスタムベースとしても優秀で、もともとの造りがシンプルなだけにどのようなカスタムにも対応できるという懐の深さを持っています。
日本では軽量でコンパクト、耐久性も高く、カスタムも楽しめるモデルとして老若男女を問わず人気を集めています。
ハーレーはファッションとしても人気が高い
ハーレーというのは、二輪の中でも非常に人気のある車種です。
また、二輪はそれほど好きではないけれど、ハーレーは好きだという人もいて二輪というよりもひとつのジャンルとして確立しているといっても過言ではありません。
二輪に乗る人の目的というのは様々なものがありますが、多くの人は走りの楽しさやあるいは爽快感といったものを、重視する人が多いのではないでしょうか。
そのため、そこには二輪に対する楽しさを重視していてもファッションという視点で、乗っている人はあまり多くありません。
また、二輪に乗らない人からすれば一般的な二輪はファッションとして、認知されていない傾向にあります。
しかし、ハーレーという車種はただ二輪というだけでなく、ファッションとしても人気が高くまたそれは乗っている人だけでなく、乗らない人に対してもそのような認知があるため、周囲の人に対してハーレーに乗っているということをアピールすることもできます。